ウォーターベッドのあたため機能は他の全ての暖房機器とひと味違います
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ウォーターベッドにはヒーターが標準装備されており、冬にはマットレス内の水をあたためることができます。
ウォーターベッドと聞くと、夏ひんやりで気持ちいい......というイメージが先行しているようですが、実は冬の季節にこそウォーターベッドは真骨頂を発揮できるのです。
ちょうど、今の時期からご愛用者の方はウォーターベッドに入るのが待ち遠しくなってくるのではないでしょうか。ご愛用者の方がウォーターベッドから離れられない理由の一つに、この「あたため機能」がよく挙げられます。
「あたたかくするなら、電気毛布で十分なのでは?」こう思われる方も、いらっしゃるかもしれません。実は、電気毛布などのヒーター類と、ウォーターベッドのあたため機能は"似て非なるもの"なのです。
電気毛布やエアコンは"空気をあたためる"ために、どうしても空気の乾燥を伴います。その点、ウォーターベッドはバッグの中の水全体をあたためるため、空気の乾燥を伴いにくく、巨大な湯たんぽの上で寝そべっている状態に例えることができます。その暖かさに直接肌で触れることができます。
つまり、空気の乾燥を伴いにくいあたため方が、ウォーターベッドの最大の特長の一つなのです。
体からの水分蒸発が比較的少なく、冬の睡眠で起こる体への乾燥ストレスを軽減してくれます。これは、ご使用いただいた方しか味わえない「やさし~い、幸せ~な、あたたかさ」で、そのために「一度、ウォーターベッドに寝ると離れられない」と言われるご愛用者の方が、後を絶たないのです。
もう一つ、このウォーターベッドのあたため機能の優れた特長をお話しさせてください。
その特長とは"温度の安定性の高さ"です。
冬のベッドルームの気温は刻々と変化していきます。これに対して、人は自身の体温にのみ頼って、一晩を過ごします。暖房機器を使用する場合、外気温・室温の急激な温度変化のコントロールは非常に難しく、"快適な温度を常にキープ"するということが、なかなかできません。
一方、ウォーターベッドは水が持つ「熱しにくく、冷めにくい」性質を生かした "一定の快適温度キープ"を得意としています。
実は、このウォーターベッドのあたたかい快適な環境に"似た体験"を誰でも絶対に一度、味わったことがあるのです。しかし、その経験を憶えている方は、まずいないでしょう。なぜならそれは、お母さんのお腹の中での体験だからです。
胎児がお母さんのお腹の中で羊水に包まれていることは、ご存知と思います。その羊水の主な目的の一つは「胎児を外気温の急激な変化から守る」事なのです。
どこか、ウォーターベッドに似ていますね。こうしてみると、ウォーターベッドは、お母さんのお腹の中にいる時に一番近いのかもしれません。
余談ですが、人はいつまでもお母さんのお腹の中にいたころの安息のイメージを心のどこかに持ち続けていると言われています。そのせいか、ウォーターベッドのご愛用者の方は、ウォーターベッドに横たわることで「精神的開放感を覚える」と言われることがよくあります。
これらは、もしかしたら、このヒーター効果が一因なのかもしれませんね。